王者のなんたるか

話題の新作が続々とリリースされ、私もCD大量買いに走りましたが、やはり最も心を打った作品がコレ、Kula Shaker「Strangefolk」。一緒に購入したChemical Brothersの新作が薄れてしまう程の秀作でございます。クーラの話題に行く前にケミカル兄弟について一言、大ファンであるものの今作に至っては多少私のツボとズレた感があります。購入するか本気で迷いましたが、"HMVポイント3倍day"だったのでまぁ良いかと(笑)

b0056306_0564597.jpg東洋音楽を取り入れた衝撃のアルバム「K」より10年、解散を経ての再結成を遂げた彼ら、アルバム発売を待つ私達を焦らすかのように、過去音源の焼き直しやEPをリリースしてきましたが、ようやく3rdアルバムが完成!まず、ジャケットが素晴らしい!気品溢れるデザインは、既存のインド風味を拭い去ったかのようにも感じられ、クリスピアン(Vo.)が語る"王者"の風格を醸し出しているようですね。久々にカラーコピーして部屋に飾りたい一品(笑)


うねるようなギターリフから始まるM1."Out On The Highway"、昨今のダンスロックに慣れ親しんでしまった耳にガツンと響くストレートなロックンロール。"これがクーラシェイカーだ!"と言わんばかりのM2、スパイス程度に電子音を取り入れ、牧歌的な懐かしさも同居させるテクニックはさすが、後半の畳み掛けるようなギターに鳥肌です。これは皆様にも是非聞いて欲しい!先日リリースされたEPに収録済みのM4."Great Dictator"、独特のポップ感が素晴らしく、クリスピアンのハイテンション(過ぎる)ヴォーカルも併せて、アルバム中で一番印象に残るのではないかと思います。
待ってましたのインド風インストを挟み、中盤からはミドルテンポの落着いた曲が並びます。前半部の狂乱が嘘だったかのように、ピアノやオルガン、アコギを巧みに使い、素晴らしいメロディを紡ぎ出す彼ら、特にM8、M12は感動モノの出来。本来より、音楽的要素に関して様々な切口を持っていたバンドですが、さらに新境地へ踏み出しましたね。作品全体の雰囲気を損なわずに、様々な色を打ち出せるトラックメイカーはロックバンドでは数える程しかおりませんが、それを容易にやってしまうので驚きです。
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by 35624 | 2007-07-01 01:55 | 音楽  

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